初作でチャートを制したゴスペル界の大器。2作目ということで憧れのメアリーJ・ブライジ『My Life』を意識したのか、そこでも引用されたドニー・マクラーキン曲使いの“Speak To Me”での幕開けから芳しい90年代R&Bテイストが薫る。そのままメアリーの“You Bring Me Joy”を用いた“Joy”への流れも麗しい。同曲を手掛けるキャンパーや続投のトロイ・テイラーらが主役の持ち味を活かし、前作以上に聖俗を超えて楽しめる快作。