OPUS OF THE YEAR 2020
［ 特集 ］ 2020年の100枚＋
どんな一年だった?なんて呑気に振り返るのも難しいかもしれない……でも、そこに鳴っていた音が、こんなアルバムたちと共にいい記憶として残っていきますように!
★bounceの選ぶ2020年の100枚・前編
★bounceの選ぶ2020年の100枚・後編
★ライター陣の選ぶ2020年の〈＋1枚〉
ANY LAST WORDS...
編集スタッフの選ぶ2020年の〈＋10枚〉
◆土田真弓
思いがけない出会いに支えられた2020年
101. THE WHO Who Polydor
102. GEORGIA Seeking Thrills Domino
103. SULLIVAN's FUN CLUB Sentimental Young Ones ATAMANICRUZE
104. Plastic Tree 十色定理 ビクター
105. LUTTRELL Lucky Ones Anjunadeep
106. Serph Disney Glitter Melodies Walt Disney
107. 田中ヤコブ おさきにどうぞ NEW FOLK／Mastard
108. Transit My Youth 怠惰と日々 DOGGY BOX
109. NICOLAS JAAR Cenizas Other People
110. CABARET VOLTAIRE Shadow Of Fear Mute
この1年を振り返ってみると、フレッシュな顔ぶれにときめく機会が多かった気がします。100枚に入っている面々なら、Mom、藤井 風、突然少年、Tomato Ketchup Boysあたり。キャリアは長いけれどその名義では初作といったパターンだと、Shohei Takagi Parallela Botanicaと無果汁団。で、〈＋10〉としてここでさらに推しておきたいのが、SULLIVAN's FUN CLUB、田中ヤコブ、Transit My Youth。今号のNew Opusで紹介しているLIGHTERSや、君島大空の作品にもテンションが上がりました。個人的趣味にどストライクな割に、リリースをきっかけとして今年初めて触れたアーティストも多く、まだまだ新しい出会いがあるというのは嬉しいことだなあと。それとは逆に、ルーツにあたるザ・フーとキャバレー・ヴォルテールの久々の新作も私にとって大きなトピック。特に後者は26年ぶりという空き方で、リリース情報を見たとき目を疑いました。こういうサプライズならいくらあってもいいのよ? ……とどこへともなく投げ掛けたところで、また来年へ続きます。 ＊土田真弓
◆出嶌孝次
欲しいものがまだなくならなかった一年
101. GO TO THE BEDS/PARADISES G/P FUELED BY MENTAIKO／ワーナー
102. DIZZEE RASCAL E3 AF Dirtee Stank／Island
103. OZUNA Enoc Aura Music／Sony Latin
104. HAIIRO DE ROSSI HAIIRO DE ROSSI forte
105. YELLOW CLAW Never Dies Barong Family／Roc Nation
106. BAAUER Planet's Mad LuckyMe
107. KORYN HAWTHORNE I Am RCA Inspiration
108. KIANA LEDE Kiki Universal
109. PINCH Reality Tunnels Tectonic
110. MARIAH CAREY The Rarities Columbia／Legacy
大好きな部屋の整理を自粛中に延々とやっていたら、自分の恐ろしい物欲の積み重ねに圧倒されると同時に、個人的な記憶も含めていろいろなものが再生されるのはやはりおもしろいなと改めて思ったし、作品の価値は、自分にとってはまだそのあたりと強く結び付いているようです。何かを厳正に集約した結果発表みたいなおもしろさは別の話だとして、年間ベスト的なものを個々が選ぶ意味はそういうところにあるのだと信じたかったりもします。
と、毎年同じようなことを書いていますが、100枚のほうを選びながらパッと思い出した10枚です。字数稼ぎをしておくと……他にはヴァンプス、鈴木雅之、BES、ケム、CUBERS、ティエスト、オール・タイム・ロウ、THA BLUE HERB、STUTS、レディシ、アレック・ベンジャミン、CYNHN、藤川千愛、武田真治、杉山清貴、PONEY、ジョジョ、Buzz72+、大比良瑞希、BLYY、illiomote、藤原ヒロシ、CARRY LOOSE……などをよく聴いてました! ＊出嶌孝次
