LAの3人組バンドがリリースしたサード・アルバムには、耳馴染みのいいポップソングが揃っている。キャッチーなメロディーに感情の機微を綴った歌詞が乗るシンセ・ポップという持ち前の魅力はもちろん、高いアレンジ力も際立った内容は聴き応え十分。カントリーの要素が滲む“Paper”を筆頭に、色彩豊かなサウンドで私たちの耳を躍らせてくれる。作品全体から漂う郷愁的な雰囲気も悪くない。