アフリカ北部の地域マグレブの伝統音楽を近未来化させた前作が世界的ヒットとなったアマール808が、今度は南インド・チェンマイに赴き現地のミュージシャンと古典カルナータカ音楽をバキッと再構築。前作同様安易に電気化したものでないのは言うまでもない。即興によるスリルや楽器隊の妙技/奥義こそきけないがシャーマニックな深味はそのままに、メタリックにカスタマイズされた両面太鼓ムリダンガムをはじめとする打音と脳を揺さぶる重低音、さらに男女のチルアウトな古典歌唱が一体となり、寝落ち寸前の眠りに体が溶けていく時のような快感と、古典とは異質の強烈な刺激を同時にもたらしてくれる。