それぞれがソロとして申し分ない実績を持ち、脂が乗り切ったドラムンベース界の中堅ふたりによる豪華コラボ・ユニットがフルサイズのアルバムを完成。最新アンセム“Air I Breathe”はもちろんのこと、変則的なベースラインが耳から離れない“Turn The Lights Off”や夜の帳が下りる瞬間を切り取ったようなエモさ全開の“Enter Night” など、お互いが持てるすべてをぶつけ合ったサウンドには一分の隙もない。緻密に配された一音一音に込められた叙情性およびストーリー性はクラブ・ミュージックとしての限られた範囲の〈ドラムンベース〉ではなく、より開かれたものをめざして制作されたという意志に貫かれている。さらなるブレイクスルーが望めそうな、エポックメイキングな作品の誕生だ。