ロンドンの新鋭KDAの“Turn The Music Louder(Rumble)”でタイニー・テンパーと共にヴォーカルを務め、見事全英シングル・チャート1位を獲得したケイティB。勢いに乗る歌姫のサード・アルバムは、UKダンス・ミュージックのトレンドを追っている人がクレジットを見たら卒倒しそうなコラボの連続! すべてを紹介するには字数が足りないが……冒頭からケイトラナダによる艶っぽくコズミックなダウンテンポ“Honey”を披露、続いては昨年カムバックしたクレイグ・デヴィッド(アルバム発表の噂も)とメジャー・レイザー製のトラックでムーディーに邂逅し、序盤で早くもハイライトを迎える。出番は減ったが後見人のジーニアスが今回も関与しているほか、ウィルキンソンとのドラムンベースやストリングスが憂いを帯びたジェイミー・ジョーンズ作のハウスなど、ダンス・トラックも言わずもがな強力。ヘヴィートラッカーズ、フォー・テット、ノヴェリストらも参加し、主役の求心力を遺憾なく見せつける会心の出来だ。
勢いに乗るケイティBの新作は、ケイトラナダやメジャー・レイザーにフォー・テットらナウなメンツ迎えて自身の求心力見せつける会心の出来
Rinse/Virgin EMI