一点の曇りもないような澄んだ声で歌い上げる1曲目“Sing -a cappella-”で、その抜群の歌唱力、ヴォーカルの芯の強さを改めて感じるソロ2作目は、当たり前のように過ぎていく日常の大切さにフォーカス。淡々と進むイントロから一転、共感の思いを荒々しくぶつける“たかぶる”、流麗なメロディーと優しい歌声が胸を打つ“水”など、シンプルながらも力強い言葉の一つ一つが大切で、魂が揺さぶられる。どこまでも実直で愛おしい一枚だ。