自身の40歳の誕生日に発表した3作目。アコギに乗せて歌う1曲目“2021.01.23”のシンプルでまっすぐな言葉に触れて、楽曲を作った時の思いや、ありのままを綴ったものなのだろうと、そのリアルさに引き込まれた。バンドと即興で挑んだかのような“きになる”、ブルースハープも印象を残す“同期の動機”など、言葉や音に遊び心や自由さを感じるトラックもあり、アーティストとしての幅の広さ、懐の深さが伝わる一枚。