コロナ禍のなかで制作が進められ、前作から約半年で届けられた10作目。弾き語りをベースにしたものやオーセンティックなバンド・サウンド、宅録的な手触りのAORといったシンプルな装いの楽曲が並び、単に簡素なだけではない絶妙な味付けのアレンジで聴き手をグッと惹きつける。シティーなセンスにソウル/R&Bの泥臭さも織り込んだソングライティングにはやはり無二の魅力が。ディスク2には恒例の弾き語りライブの音源を収録。