2017年にはグラミー賞にノミネート、その翌年には来日も果たし、ここ日本でも強いインパクトを残したリヴァプール発のDJデュオによる初のアルバム。エルダーブルックと共作したビッグ・アンセム“Cola”はもちろんのこと、同郷のスターであるノエル・ギャラガーを迎えた“Not Over Yet”、フォールズとの壮大なビッグルーム・ハウス“Hypercolour”、ジェイク・バグの歌唱をアクセントにした“Be Someone”など、持ち味である叙情性豊かな旋律を最新のフォーマットに落とし込んできたこれまでの足跡を2枚組21曲というヴォリュームで辿れる大充実の内容だ。伝統的なトランスからポストEDMまでをしっかり踏まえ、さらなるダンス・ミュージックの可能性を探る彼らから今後も目が離せない。