かつてクリエイションにも所属した伝説のシューゲイザー・バンドによる、通算12枚目のアルバム。近作で聴けたダウナーなノイズ・ロックの延長線上にある内容だが、楽器の音数も減って、よりギターの音が暴力的になった感もある。以前の持ち味だったドリーム・ポップではなく、むしろヴェルヴェット・アンダーグラウンドやソニック・ユースといったNYのノイズ・パンク勢に通じると言っていい聴き心地だ。