将来を嘱望されながら活動休止に追い込まれたデンマークの4人組が、5年ぶりとなる新作と共にシーンに帰還。ネアオコの詩情を持ったポスト・パンクなのか、それともハードコアの激情を持ったギター・ポップなのか。どちらとも言えそうなユニークさはそのままにバンドはスケールアップ。全9曲を貫く奔放さは、彼らが変に器用にならずに、いまなお衝動に突き動かされている証。青春の混乱はまだ終わらない。