“As Time Goes By”のカヴァーから連想できたキャバレー・ソングやジャズを歌うアンニュイな女性シンガー、というイメージをニューウェイヴなバンド・サウンドと共に打ち出した、イスラエルのシンガー・ソングライターによるファースト・アルバム。ムーディーな前半から一転、一気にダンサブルになる後半とのコントラストがあまりにもスリリング。ラテンやファンクに根差した手数の多いバンドの演奏も聴きどころだ。