トミ・マルムの近作『Coming Home』でその名を発見したという人も少なくないだろう。これは40年近いキャリアを持つ彼の初ソロ作で、タイムレスな魅力を放つアーバン・ポップが満載の逸品。ロニー・フォスターのハモンドがイイ味醸す“The Answer”のようなセッション系も良いが、ホール&オーツを連想させる“Can't Stop Thinking About You”などポップ職人ぶりを発揮したソロ・スタイルがよりデリシャス。若々しさ満点の歌声も◎。