〈星巡りのうたを歌って 物語を続けようか/降り注ぐ痛みの雨に差す傘を 巡った時間の答え合わせを〉

バンド活動休止前のラスト・ソングとなる“星巡りのうた”は、Halo at 四畳半らしさが詰まったストレートなギター・ロック。限りある空間に満天の星を映し出すプラネタリウムのように、現実に寄り添いながらも幻想的な音楽の宇宙へと連れ出してくれる世界観がギュっと凝縮されている。そこには今までの楽曲とリンクした歌詞やメロディーが散りばめられており、音楽へ、リスナーへの想いを紡いだ言葉が、私たちの胸を熱くさせる。でも、今まで〈始まりがあって終わりが来ること〉を歌ってきた彼らが、〈物語を続けようか〉と歌ってくれるから、大丈夫。自らの力で煌々と輝く星のようなこの歌が、私たちのめあてになる。

〈消えることはないさ/泣いてしまいそうな夜は思い出して/君を照らす歌を〉