姉のアンと共にハートを率いる女性ロック・ギタリストの草分けが初のソロ作を完成。テイラー・ホーキンスとダフ・マッケイガンを従えたパーティー路線もありつつ主軸はフォーク・ロック的な作風で、リヴ・ワーフィールドを招いたクランベリーズ“Dreams”やスプリングスティーンの“The Rising”といったカヴァーの好チョイスも全体のモードを物語る。かつて映画「ザ・エージェント」(96年)に提供した“We Meet Again”の再演も素晴らしい。