リアレンジ作やカイリー・オールディストのソロ、メナジェリーの新作を経て3年ぶりのオリジナル・アルバムが登場。ロックダウン中に投下したヘヴィーな表題曲や社会派の“Power Without Greed”などシリアスな面が際立ってくるのは時代背景ゆえか。ドラン・ジョーンズやジョーイ・ドーシックらの客演が良いフックになるなか、ロリータ・ハロウェイへの敬意も織り込んだブラック・ボックス“Ride On Time”のカヴァーが圧巻。