デーモン小暮との22年目を迎えた邦楽啓蒙プロジェクト〈デーモン閣下の邦楽維新Collaboration〉をプロデュース、琴古流尺八貴風会家元である尺八奏者・三橋貴風が異色な選曲で尺八という楽器の魅力を伝える2枚組。ディスク1はピアソラ、ヴィラ・ロボスなど南米の名曲、クイーンの“ボヘミアン・ラプソディ”、「冬ソナ」のテーマなど多岐にわたり、ディスク2は武満徹“ノヴェンバー・ステップス第十段”、尺八アンサンブルによるドビュッシー、山屋清オーケストラとのジャズ・ロック風な組曲などを盛り込み、尺八でこんなこともできるんだ、と楽器の持つ新たな可能性を知るアルバム。