ポスト・パンク・リヴァイヴァル勢が数多いるなかで、3年ぶりに新作をリリースするベルギーの5人組はダンサブルとも言える跳ねたビートの感覚で差をつけながら、強迫的なシンセ・ビートも導入。思わずキリング・ジョークを連想したが、ダビーなサウンドのなかでピアノが鳴る悲劇的な“Screens”では、さらにポジティヴ・パンクの記憶も蘇る。彼らがポスト・パンク・リヴァイヴァルに投じた一石は思いのほか大きい。