コロナ禍で何が劇的に変わったのかといえば、ワイドショーなどで目にする統計値の頻度じゃないだろうか。行政の恣意的な検査数に基づく陽性率や実行再生産数、十万人あたりの感染率などなどのフリップのオンパレードが続き、感染者数の増減に一喜一憂しながら、グーグルの増減予測に狼狽え、学者がリリースする科学的な知見とやらに目眩を覚える。基礎情報が乱れることで、どれほど日常生活の安全、安心が脅かされていることか。この本 『世界の猫はざっくり何匹?』は、数を基礎とした情報をどうすれば簡単に、正確に算出、把握できるかその術を紹介する本。行政のコロナ担当は、一人残らずこの本を読んだ方がいい。
「世界の猫はざっくり何匹?」コロナ禍で重要性を増した数値情報の把握に役立つ、フェルミ推定の入門書
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