UKの正統派シンガー・ソングライターによる何と14年ぶりの新作。プロデューサーはフォンテインズDCやブラック・ミディらの仕事でいまが旬のダン・キャリーで、彼が運営するスピーディー・ワンダーグラウンドからのリリースだ。過去2作ではルーツ音楽寄りのアーシーなフォークが聴けたが、今作はほぼ全曲が弾き語りというディープな出来映え。ブルース・スプリングスティーンの弾き語り作品を彷彿とさせる男気溢れる内容だ。