2019年発表の“カワキヲアメク”がYouTubeで1億回再生を突破するなど、話題の次世代シンガー・ソングライターによるセカンドEP。ストリングスを交えたバンド・サウンドに乗せて、内省や焦燥の色濃い歌詞をエモーショナルに歌い上げる楽曲は痛切でありながらも実にポップで、まさに〈アニソン/ボカロ以降〉を感じさせるもの。どの曲も過剰なまでにドラマティックだが、なかでも“この街に晴れはこない”の二胡が耳に残る。