2020年に結成された、東京を中心に活動する5人組ロック・バンドの初ミニ・アルバム。90年代のオルタナティヴ・ロック、エモ、シューゲイザーを連想させるサウンドも秀逸だけれど、女性ヴォーカリストの皇による空へ気持ち良く抜けていくようなスケールの大きい歌声が何より素晴らしい。英語詞で聴かせる“Leave the Castle”“Bracing air”などに続く日本語詞の楽曲がまた新鮮で、一枚で二度おいしい感じ。