精力的に活動するブルックリンのヴェテランMCが、ピート・ロックとのタッグ作を挿んで3年ぶりのソロ作を投下。冒頭の“Free Jewelry”で反応するような人は、イル・アル・スクラッチ使いでアルを招いた“A Tour Of The Neighborhood”など往年のヒップホップをコンシャスに継承する姿にグッとくるはず。なかでもヒプノティック・ブラス・アンサンブルを従えてビギーの声ネタが響き渡る“Bed-Stuy Is Burning”には否応なくアガる。