ふたたび4人体制となって飛び込んだメジャーからの初作。ポエトリー・リーディングで鬱々とした感情を吐き出していく“飛んで火にいる夏の虫”や、シリアスな響きを持った“神様ちょっと”など、持ち味でもあった恋愛における一場面のリアルな心理描写とはまた違った一面も。骨太なサウンドと力強い言葉で、聴き手の人生をまるごと引き受けるような気概に満ちた“調子どう?”におけるライブ・バンド然とした姿勢が本当に逞しい。