チェロのワイラースタインを見出すなど名伯楽バレンボイムに見出され一気に世界的メゾ・ソプラノに駆け上がったラチヴェリシュヴィリのソロ・セカンド・アルバムは歌曲集。サムソンとデリラのデリラもかくありなんといったインパクトのあるジャケット写真が印象的だったデビュー・アルバムがメゾ・ソプラノの名アリアをオーケストラ伴奏で情熱的に歌い上げたの対しこちらはシンプルなピアノ伴奏で全く違った魅力が味わえる。チャイコフスキー、ラフマニノフなどの大作曲に挟まれているタクタキシヴィリはラチヴェリシュヴィリと同じジョージアの作曲家でこの曲も含めて彼女の愛唱歌を集めたアルバム。
アニタ・ラチヴェリシュヴィリ(Anita Rachvelishvili)『Élégie』バレンボイムに見出されたメゾ・ソプラノの魅力をシンプルな演奏で堪能
