Taeyoung Boyから改名して昨年メジャー・デビューした気鋭ラッパーが待望のフル・アルバムを完成。ドラムンベース仕様のブライトな先行カット“RUNNIN'”で膨らんだ予感に応えるように、ここにはさらに自由度をアップした表現が広がっている。以前“TURN”で組んだstarRoと馴染みのCELSIOR COUPEがそれぞれメインで多くのプロデュースを手掛け、旧知のDroittteや新進のPULP Kらも参加。starRoはJNKMN曲でも絡んだRyugo Ishidaとの冒頭曲“ATTACK!”や未来的な“LET’S GET IT!”でよりフレキシブルでスムースな歌い口を引き出し、CELSIOR COUPEは2ステップに展開する“NEW SEASON”など振り幅の広いサウンドで全体に緩急をもたらしている。クールで熱い主役の進化ぶりも頼もしい快作。