ヴァイオリン、ピアノ、コントラバスによるクラシカルなテイストが持ち味の5人組による2枚目のミニ・アルバム。一曲のなかでの抑揚のつけ方がより精査され、端正な雰囲気を醸し出すウワモノのミニマルなアンサンブルに躍動感のあるリズムが加わって生まれる、強烈なダイナミズムが実に魅力的だ。とりわけ、曲後半のプログレッシヴな展開と転調が印象的な“コロファリオ”は、くるりの“ブレーメン”にも通じる名曲。