ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団及びベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の現役とOBによる強力ブラスクインテットの6年ぶりのセカンドアルバム。前作に続き金管五重奏の王道エワルドで(今回は第2番を収録)始まり、続いて起伏に富んだピルヒナー “中央ヨーロッパの灌漑”、そしてジョーゼフ・ホロヴィッツの洒落た“ミュージック・ホール”組曲、さらにクーツィールの面白く賑やかな“子供のサーカス”と楽器の醍醐味、メンバーの技を堪能できるプログラム。高いレヴェルのテクニックはもちろんコクのある音色を織り交ぜた表現が見事で名門楽団の奥の院を覗いた気分を味わえる。