オルダス・ハーディング(Aldous Harding)『Warm Chris』名匠ジョン・パリッシュと再タッグ 表情を変える歌声を彩るオーセンティックな演奏

2022.03.29

昨年は4ADのコンピ『Bills & Aches & Blues』にてディアハンターの“Revival”を披露していた彼女。世界的な評価を確かなものにした『Designer』(2019年)以来となる待望のニュー・アルバムは、PJハーヴェイやトレイシー・チャップマンを手掛けてきた名匠ジョン・パリッシュとふたたびタッグを組んで制作されている。ヒュー・エヴァンス(ベース)とセブ・ロッチフォード(ドラムス)をリズム隊に迎え、ギャビン・フィッツジョンのホーンも効いたオーセンティックなバンド・アンサンブルは、大きな破綻や裏切りのない穏やかな空気感のなかで柔らかく表情を変える歌声をつぶさに彩っていく。ジェイソン・ウィリアムソン(スリーフォード・モッズ)とデュエットした“Leathery Whip”で終わるのも印象的な良品だ。