初のフル・アルバムは、シンセやストリングスを果敢に採り入れた、色調に富む一作に。オアシスやSEKAI NO OWARIなどにも通じるソングライティングや、人懐っこいハイトーン・ヴォイスもあって一見ポップだが、歌には陰と陽が複雑に入り混じり、〈僕らなら太陽を西から呼び寄せられるさ〉とうそぶく大言壮語や反骨精神も痛快。まだまだ若い4人だが、次世代のロック・シーンを賑やかすことだろう。