ブライアン・フェリーばりの悩ましげな眼差しを送るこのたびのキャメロン。そんなジャケの4作目から聴こえてきたのは、カーズとELOを掛け合わせたかのような“Best Life”をはじめ、キラキラ感と毒気の塩梅が絶妙なポップソング群だった。甘くてライトな曲調と爬虫類的で神経質チックな歌声のハマり具合がめざましく、スリーフォード・モッズのジェイソン・ウィリアムソンとデュエットする表題曲も笑っちゃうほど素敵。