オーストリアのエレクトロニック・デュオによる5枚目のスタジオ・アルバム。昨年のライヴ盤『Live In London』でこれまでのキャリアにおける表現を総括し、今作では心境を新たにコンセプトやサウンドにおいて極限を追求。なかでもハンマー・ビートの轟音が鳴り響く“Bruise”や重い低音が推進する“Kid Anthem”など、凶暴なまでのトラックに耳を奪われる。アンナのヴォーカルも鬼気迫るようで美しい。