スペイン出身のシンガー、トランぺッターのアンドレア・モティスの待望の新作。本作のコンセプト〈トラディショナルなジャズのバッグラウンドに新風を吹き込む〉という言葉通り、過去の作品とはかなり趣の違うサウンドになっている。ロイ・ハーグローブ、ロバート・グラスパー、エスペランサの影響の色濃く、ジャズ、ヒップホップ、ファンク、ニューソウルをたくみに融合した音楽が全編を通して展開している。参加ミュージシャンは、グレゴリー・ハッチンソン(ドラム)、ステファン・コンダート(ベース)、ビッグユキ(キーボード)など。ファンク色の濃い“Heat”など多彩な曲が続き楽しめる。