イタリア・ジャズの人気バンド、クインテート・バッソ・ヴァルダンブリーニの1962年録音のボサノヴァ盤登場。今回はCDも同時発売だが、何といってもLPファン垂涎の作品。全曲がお馴染みのボサ・クラシック他で占められ、ライトな欧州風の演奏がジャズファン以外の音楽ファンの耳にも優しく響く。また、ボサ・ナンバー以外にもジャンゴの“ヌアージュ”やジャズのスタンダードでお馴染みの“I Should Care”など意外な選曲でアルバム全体のクオリティも高い。特に“ヌアージュ”は、ボッサのリズムとこの曲の持つアンニュイな雰囲気が相まって心地良い。