ウータン・クラン総帥のソロ新作は自身のオルター・エゴであるボビー・デジタルを主人公とした同名グラフィック・ノベルのサウンドトラック。ゆえにヒップホップだけでなくロックやソウル、ジャズ・ファンクなど多様なジャンルをブレンドした劇画チックな仕上がりで、主役は畳みかけるようなラップを披露。ストーン・メッカらシンガーの歌声で彩りも加味され、さまざまなドラマの場面が目に浮かんでくるようだ。