オーストラリアのシンガー・ソングライターによる、共同プロデューサーにアーケイド・ファイアらを手掛けたマーカス・パクィンを迎えた新作。内省的なオルタナ・カントリーという前作の趣を残しつつ、フォーキーでより歌に焦点を置いた内容で、彼女の美しい楽曲が十二分に楽しめる。特にオーウェン・パレットがストリングス・アレンジで参加した曲は70年代のソフト・ロックにも通じる新境地の楽曲群と言っていい。