アメリカ西海岸を拠点とするアーティストが作り上げた9枚目のアルバム。さまざまなシンセサイザーとエフェクトを駆使して制作されたサウンドは驚きでいっぱいだ。人懐っこいメロディーもあれば、急進的で複雑なリズムも飛びだす。容赦なく声を切り刻むなど、アレンジの奇抜さも際立っている。初期のワンオートリックス・ポイント・ネヴァー、ホリー・ハーンドン、山口美央子あたりの電子音が好きならハマる作品だと思う。
ケイトリン・オーレリア・スミス(Kaitlyn Aurelia Smith)『Let’s Turn It Into Sound』シンセサイザーとエフェクトを駆使した奇抜な電子音の世界
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