縦横無尽のピアノと色彩美のアンサンブルにより、ジャズ~ブラジルの境界線を新提示するピアノトリオ傑作。キース・ジャレット、エンリコ・ピエラヌンツィら美ジャズ・レジェンドやアマーロ・フレイタスやディアンジェロ・シルヴァらブラジル新世代に並ぶ俊英ピアニストのアレシャンドリ・ヴィアナのトリオ2作目。〈ブラジルの伝説的サンバ・ジャズの祖テノーリオ・ジュニオール(ピアノ)をモダナイズ化〉と称されるのも納得。このリリシズム、かの美メロ系譜のメロディとタッチ、果てはヨーロピアン・ジャズ好きも愛聴必至。ええやんええやん。