マーク・ブルームとジェイムズ・ラスキンというUKテクノの大御所2名によるコラボ・プロジェクトがドイツの名門トレゾアからアルバムを放った。2曲でキング・カシミアのラップをフィーチャーした新たな試みを見せてはいるが、やはり全編において際立っているのは彼らの長いキャリアで培われたエクスペリメンタルなIDM〜ブレイクビーツだ。剥き出しの初期衝動すら感じられるサウンドが新鮮に響き渡る。