南アフリカのチェロ奏者アベル・セラオコーのデビュー・アルバム。バッハやプラッティといったクラシック作品のほか、アフリカの賛美歌、自作曲などを収録。チェロのほか、歌やボディパーカッション、即興なども取り入れ、チェロ、ジャンルにとらわれない身体から湧き上がる音楽が力強い。アフリカ音楽と西洋音楽を融合し、独自の音楽を作り上げている。プラッティのチェロ・ソナタでは、通奏低音にテオルボ、コントラバス、アフリカの楽器〈コラ〉を使用。ヨーヨー・マがリモートで参加した“Ibuyile I’Africa / Africa Is Back”は弦楽器と歌とピアノの美しいアンサンブルを聴かせてくれる。