LPとデュエットしたバラード“Toxic In You”をはじめ、ドラマティックな作風はラスベガスのバンドならでは。そんな彼らが奏でるのは、まさにグラム・ロックの進化版だ。トラッド、ゴス、R&B、オーケストラ、ニューウェイヴという振り幅をパレイ・ロイヤルというイメージに集約するのが、巧みにシャウトを交えるレミントン・リースの超個性的な歌声。アルバムの終盤ではブルージーなロックンロールもガツンと鳴らす。