高橋翔がアルバム『イシュ』を2023年1月18日(水)にリリースする。

2015年1月に解散した昆虫キッズのボーカリスト/ギタリストだった高橋翔。昆虫キッズの解散後は、ELMER1000% SKYといったバンドとソロで活動してきた。

そんな高橋翔が、キャリア初のソロアルバム『イシュ』をリリースする。

『イシュ』は、2020年1月に制作をスタートさせ、2022年11月に完成したという。2022年に先行配信されたリードシングル“キセキ”“夢の隠れ家”のアルバムバージョンやアルバムミックス、noteで限定販売された“Goodbye Fantôme”を含む10曲が収録されている。

本作では、作詞作曲はもちろんのこと、ほぼ全曲の演奏を高橋がみずから担当したほか、サクソフォンやプログラミングなどで髙島連が参加している。録音とミキシングは馬場友美が、マスタリングは中村宗一郎(PEACE MUSIC)が行った。

なお、『イシュ』のCDは、300枚の限定プレスで、高橋翔のECとライブでの物販で主に販売されるとのこと。2月1日(水)にはストリーミングサービスでの配信がスタートし、4月にはLPとカセットテープがリリースされる予定だ。さらに、発売日である1月18日には、19:00から東京・阿佐ヶ谷ロフトAでCDの即売イベントが開催される。

プレスリリースによると、〈イシュ〉というアルバムタイトルは、〈①Issue「課題、 問題、 論点」 ②意趣「考え、思い、恨み」 ③遺珠「世人に知られないで遺されてある傑作の詩文」〉という3つの言葉に由来しているという。

また、プレスリリースには、〈ジャケット写真のシャツの開き方を見ればわかるようにコンフィデンスとプライドに満ち満ちた最新型のロックンロールアルバムが降臨〉〈いびつでとっつきにくい作品ですが、とても自分らしい内容になりました〉とある。

『イシュ』に寄せられたコメントは次のとおり(50音順)。

翔ちゃんにはじめて会ったのは2010年の渋谷のnestだった。豊田道倫をきっかけに昆虫キッズの存在を知り、ライブを観に行った。繊細そうな見た目とガキ大将のように振る舞う豪快さのギャップに驚いた。自分と同世代で、共通するルーツや青春がある友達ができた。あれから13年、彼の書く詞や言葉にはいつも思わず唸ってしまう。曲が流れていると無視することができない。天才だと思う。「イシュ」完成おめでとう。このアルバムが今日の僕の天使です。
小林祐介(The Novembers / THE SPELLBOUND)

1曲目から4曲目の流れは理由もわからず、ドキドキしました。そこからゆっくりとアルバムを閉じる支度がはじまる。飾り気のないシンプルさと、飾り立てようとする気持ちがせめぎ合う、今どき珍しいほど純情なアルバムです。
澤部渡(スカート)

「ロックをやること」が少しの恥じらいを含んでしまうこの時代。けれど、もしかするとそんな恥じらいを持つこと自体が恥なのかもしれない。高橋翔は、自信を持って「俺はこうやるよ」と言い、私達の肩に手を添え、前を、ずっと前の方を指差す。そこには韜晦も冷笑もない。ただ、音と言葉の躍動と、プライドを取り戻したロックンロールの姿がある。
柴崎祐二(音楽ディレクター/評論家)

高橋さんとはけっこう長い付き合いで、人となりも大体わかっているつもりなのですが、音源を聴くたびに「やっぱこの人得体が知れないな」と思わされます。普段話している高橋さんのどこからこの音楽や言葉が出てくるのかよくわかりません。それは他のミュージシャンの友人には抱いたことのない感覚で、その得体の知れなさが高橋さんの曲の「何がグッとくるのかうまく言い表せないけどクセになる感じ」と繋がっている気もします。
吉田靖直(トリプルファイヤー)

むちゃくちゃ良いアルバム。おれ本読まねーけどケツのポッケに入れて電車に乗ったり雑踏の中を歩きたくなるようなサウンドトラック。アルバムの長さも丁度良くて何回も聴きたくなる感じ。もうザ・エミネム・ショウみたいなアルバムは聴けねーよ。音楽は楽しむもんだね、忘年会新年会に活躍する1枚。みんな買え!
ワトソン(どついたるねん)

高橋翔の新章の始まりを告げる『イシュ』に、ぜひ注目してほしい。

 


RELEASE INFORMATION

高橋翔 『イシュ』 オフィス翔(2023)

■CD
リリース日:2023年1月18日(水)
※300枚限定プレス、オフィシャルECより販売、一般流通なし

■配信
リリース日:2023年2月1日(水)
配信リンク:https://linkco.re/3ACnEuzE

■LP/カセットテープ
リリース日:2023年4月(予定)

TRACKLIST
1. キセキ(album ver)
2. 夢の隠れ家(album mix)
3. Goodbye Fantôme
4. 高級な思い出
5. 駅前
6. DIARIES
7. 野生のロボット
8. 回想シーン
9. 寄り道
10. 戯言

All Music & Lyrics – Sho Takahashi
Vocal, Guitar, Bass, Drums, Keybords – Sho Takahashi
Programming, Saxophone, Strings Synthesizer – Ren Takashima
Recording & Mixing – Tomomi Baba
Masterring – Soichiro Nakamura (PEACE MUSIC)