サヴェージ・ガーデン時代から安定して成功を収めてきたオーストラリアのポップスターが、初めてすべての曲作りや演奏を独力で担ったソロ3作目。マドンナやジョージ・マイケルの12インチ・ミックスに陶酔していた85~87年の記憶にインスパイアされたそうで、アイデンティティを誇れる50歳になった現在の目線で自身の若き日を表現したようなダンス・ポップが並ぶ。パーソナルな解放感とキャッチーな楽しさで全編が満たされた力作だ。