3年半ぶりの新作は南ア出身者として60年を生きた彼の自叙伝的な内容。盟友マーカス・ミラーの制作で、アフリカンな要素を交えつつスムース・ジャズとR&Bを行き交い、ハートフルな声と澄んだギターの音色で苦楽を歌う。本家スティーヴィー・ワンダーとの“Superwoman”のカヴァーや、ケヴ・モを迎えて差別撤廃のメッセージを愛の歌にしたバラードも心に沁みる。