ロンドンのシンガーによる初作は、同郷のエドブラックらが手掛けたビートの上で、澄んだハイトーン・ヴォーカルを聴かせる好盤だ。どこか00年代のR&Bを思わせる“Plus One”やライトなディスコ風味の“Gin & Juice”など、程良くポップで心地良い楽曲がその声に似合う。注目ビートメイカーのコナー・アルバートとの共演“Statue”でのクールな佇まいも良い。