エレクトロ・ポップに振り切った前作が全米2位を記録。待望の6作目はジャレッドいわく〈70、80年代のエレクトロ・ミュージック〉に刺激を受けたようで、アッパーというより、哀感を帯びた歌に比重を置いている。ゆえに、じっくり対峙したくなる作風と言えるだろう。全11曲33分という簡潔さも特徴で、シンプルなメロディーの良さが際立っている。