USカントリーを代表するシンガー・ソングライターの4作目は全米No.1ヒットに加え、グラミーの〈最優秀カントリー〉部門にノミネートされたことも話題ながら、カントリー風味のアメリカン・ロックとして楽しむのが正しい聴き方だろう。黄昏れた味わいのなかで、ブライアンは語りかけるような歌から熱唱まで、ヴォーカリストとしての力量を存分にアピールしている。バラードの“I Remember Everything”をデュエットしたケイシー・マスグレイヴス他、豪華ゲストが参加。ルミニアーズと共作・共演したフォーキーな“Spotless”は、まさにルミニアーズ風というところが聴きどころだ。