単独名義で約6年ぶりとなるアルバムはタイ滞在時に収集した音源を使用した珠玉のビート集。異国の活気ある文化に浸り、地元のレコード店を探し回って発見したネタの数々を下敷きにオーソドックスな手法で紡ぎ上げた楽曲群には、派手なビートやキャッチーなフックはないが、醸し出されたオリエンタルな雰囲気のなかに幽玄さや美しさが確かに存在する。