ブライトン出身のシンガー・ソングライターによる6作目は、2020年に生まれた自身の娘に捧げたという一枚。彼女らしいシンセを多用した壮大な音楽性を持ちつつ、一方ではよりシリアスな感覚と包み込むような母性も感じさせ、これまでの作品群とは一線を画している。特にインスト曲が並ぶアルバム後半は神秘的かつ創造性に富んでおり、彼女にとって新境地と言えるだろう。